自分軸をつくる

自分軸のある人、自分軸をつくる、軸がぶれない、等よく聞きます。

自分軸って何だろう? どうやったら自分軸を作れるのだろう?と考えてみました。

 

自分の軸ってどこにあるでしょうか?

自分の身体を頭から一本の軸が貫いていることをイメージしてみて下さい。

軸というからには、身体の中心にあるわけです。

寝返りをしたり、回転をしたりするときの中心が、自分の軸です。イメージできなければ、おふとんの上をごろんごろん転がるなり、バレリーナのようにくるんくるん回転してみて下さい。

頭のてっぺんから頭の中心、首の中心、胸の中心、お腹の中心を貫いていると思います。

つまり、頭で考えていること、口に出して言っていること、胸で感じていること、肚に落ちていること・腹が据わっていることがぶれていない状態が、「軸がある」「軸がぶれていない」状態です。

思考と言葉と感情と行動に一貫性があるということです。

自己一致ともいいます。

 

そう考えると自分軸をつくる方法はかんたんです。思考と言葉と感情と行動を合わせればいいのです。

 

思っていることを言えない、

考えたことを行動にうつせない、

言葉に出したことを行動しない、約束を守らない、

頭で考えていることと感情がバラバラ

思ってもいないことを言う、自分に嘘をつく

こういったことをやめることです。

 

素直になること。建前をやめて、本音で生きることです。

とってもシンプルです。

 

そんなこと言われても、いきなり生き方変えらない!と思い方もいるかもしれません。

かんたんに自分軸をつくる方法は身体からアプローチすることです。身体の中心軸を整えることです。

バランスの良い姿勢です。

足の上に腰がのって、腰の上にお腹がのって、お腹のうえに胸のって、胸の上に首がのって、首の上に頭がのっていること。

背骨のアライメントが整っていること。

上虚下実、つまり上半身は力が抜けていて、下半身が安定した姿勢。

 

ところで、この自分の軸はどこからどこまであるのでしょうか? 

自分の頭のてっぺんから、足元まででしょうか?
その軸をもっともっと伸ばしてみて下さい。頭のてっぺんより高く、足元より深く、天高く、地の底まで。

自分軸は天と地をつなぎ、天と地に支えられているのです。

私たちの存在は天と地に支えられているのです。天と地すなわち大自然、そして天は父親、地は母親。私たちは大自然の中で父親と母親から産まれ、育まれ、支えられて生きている。

それを感じることが軸を安定させることです。宇宙から地球の中心まで軸を通っていたら、ぶれるはずがありません。

自分軸がゆらいでいる、ぶれいていると感じたとき、考えてみて下さい。
・バランスのよい姿勢ですか?
・思考と感情と言葉と行動は一致していますか?
・天地に、ご先祖様に、両親に、家族に、周囲の皆様に、支えられて生きていることに気づいていますか?