健康になる方法とは

高齢化社会、ということもあるのかもしれませんが、健康産業が花盛りです。


健康になりたい、病気になりたくないというのは人類普遍の願いと言ってもいいでしょう。

これほどまでに健康を望む人がいて、その望みに応えようとする人がいて、なぜ健康になれないのか?(何かの目的のために、不安を煽っている人がいるということもあるでしょうが)

 

健康になれないのは、健康になろうとするからです。

健康への執着です。

身体への執着です。

 

健康になりたい、という欲求は、まっとうなものですし、それはそれでいいのです。

ですが、「健康でなければ、幸せになれない」「絶対に病気になりたくない」になってくると、執着が生まれています。

 

健康か、病気か。

健康か、不健康か。

この二分が健康への欲望を生んでいるのです。

 

病気があれば健康でないのか。

一病息災という言葉もある通り、病気があってもそこそこ元気ならいいと思えたら、それでいいのです。

 

健康であるためには、自分を全肯定することです。

他人とくらべてどうであろうが、過去の自分とくらべてどうであろうが、今の自分はこれはこれでいい、と思えたらいいのです。

 

健康かどうかは自分で決めればいいのです。

というより、自分は自分でいいと思えれば、健康かどうかはどうでもいいです、たぶん。

 

健康でいることで、何をなしたいのか?

もっといえば、たとえ健康を害したとしても、生命を賭して成したいことがあるのか?

問われているのは、健康の使い道の方ではと。